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特集 妊娠と薬に関する知識 薬剤師として必要なリスクコミュニケーション能力
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妊娠と薬剤Q&A


Q3 相手の男性が服用した薬剤の影響について教えてください。
a 受精の前に薬でダメージを受けた精子や卵子は結合する能力を失います。
そのため妊娠そのものが成立しません。

男性側の薬剤による影響を考える場合、2つの要因が考えられます。
1つ目は直接的な精子への影響と、もう1つは精液を介しての女性への薬剤の移行です。
射精される精子の数は2~3億個になり、そのうち約20%位はもともと形態的に異常が見られるといわれています。
多くの精子の中から卵子にたどり着き受精できるのは選び抜かれた健丈な精子なので、薬剤の影響をうけた精子による受精は困難です。仮に薬の影響を受けた精子により受精されたとしても、その受精卵は正常に成長することはできないでしょう。
精液を介しての女性への薬剤の移行については、よほど強力な催奇性のある薬剤以外は考慮しなくて良いと言われています(表15)。

現在、上記の理由から懸念されている薬剤は、抗ウイルス薬のリバビリン(レベトール)のみです。
ただし、リバビリン(レベトール)やガンシクロビル(デノシン)、エトレチナート(チガソン)などの添付文書には、精子形成能の障害や変異原性から男性の避妊について記載されています。男性の場合、薬の使用中に作られた精子が数カ月の間蓄積されているので、薬の服用期間中だけでなく、服用中止後3~6カ月間くらい避妊を続ける必要があります。

添付文書に記載されている男性側で注意を要する薬剤を紹介します (表16)。
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