おクスリ.jp がん治療に携わる薬剤師応援サイト
HOME > 特集 妊娠と薬に関する知識
特集 妊娠と薬に関する知識 薬剤師として必要なリスクコミュニケーション能力
  メニューに戻る

妊娠と薬剤Q&A


Q2 女性が妊娠前に薬剤を服用していた場合の影響を教えてください。
a 受精の前に薬でダメージを受けた精子や卵子は結合する能力を失います。
そのため妊娠そのものが成立しません。
では、受精直後に薬を服用したらどうでしょう。

この時期はまだ受精卵から胎芽へ成長する途中なので、傷ついた細胞は他の細胞で代償されます。したがって、全く健康な赤ちゃんになるか、全部が死滅するかのどちらかであり、奇形児が残る可能性はゼロとなります。
これが「All or Noneの法則」です。しかし、薬剤によっては注意を要する器官形成期(妊娠4週~10週くらい)まで残留する可能性があるためAll or Noneの法則は働かない場合があります。残留性のある薬剤としてエトレチナート(角化症治療薬)、乾燥弱毒生風しんワクチン、金チオリンゴ酸ナトリウム(関節リウマチ治療薬)などがあげられます。特にビタミンA誘導体であるエトレチナートは皮下脂肪に蓄積し、投与を中止後数年してもヒトで検出されることが報告されています(表14)。
メニューに戻る

 

 

このサイトについてサイトマップ