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Case Study - 最適な化学療法を提供するために -

症例提供: 国立病院機構九州がんセンター 消化器内科 舩越顕博
  国立病院機構九州がんセンター 薬剤科 林 稔展

GEM単剤療法 <膵癌>

腹膜播種を伴う膵癌患者

膵癌は極めて予後不良な悪性腫瘍であり、発見時にはすでに切除不能進行癌である症例や遠隔転移を有する症例が多い。その際、現行の膵癌診療ガイドラインでは、GEM単剤療法*1が一次治療として推奨されている。

症例…60代、男性

現病歴 左季肋部痛が出現、近医にて膵尾部癌と診断され当科紹介となった。
家族歴 同胞に膵癌の発症あり
入院時現症 身長170cm、体重57kg、体表面積1.61m2、PS 2
初診時検査所見 WBC 4.9×103/mm3、PLT 13.2×104/mm3、Hb 9.8 g/dL、AST 43 IU/L、
ALT 28 IU/L、T-Bil 0.7 mg/dL、クレアチニン 0.7mg/dL、CEA 10.1 ng/mL、
CA19-9 4500 U/mL
画像所見 膵尾部に3.5cm大の腫瘍、左腎静脈・副腎浸潤、腹水を認めた。
診 断 腹膜播種を伴う膵癌 Stage Wb

Q. 上記症例に対し全身化学療法を施行する場合、どの治療法を選択しますか?

  1. GEM単剤療法
  2. TS-1単剤療法
  3. GEM+TS-1併用療法

[抗がん剤の略号]
GEM:塩酸ゲムシタビン TS-1:テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤

PICC No.14膵癌 2008年3月

この頁の記事提供:株式会社医薬情報センター

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